
介護士【転職体験談】 カイゴジョブエージェント かつん 女性
転職せざるをえない
結婚以来ずっと子育てをしながらパート職員として働いていました。
やがて、子供たちが小学校に入るくらいの頃に、田舎の実家から東京に引っ越すことになりました。
そこで、引っ越しをきっかけにボチボチ働き始めたのです。その仕事は介護の仕事。介護といってもお年寄りのリハビリ補助なので、生活介護とはまだ違う仕事でした。とても居心地よい職場でした。
しかし、主人の会社が今一つな状況でした。退職金制度廃止の通知が来たり、ボーナスが出なくなったりしたのです。そのうえ、「給料がなんだか少し減っているよね?」なんて思っていたら、とある月よりいきなり手取りで10万円近くの給与減額。このままでは住宅ローンも子供の教育費も支払うのが難しいのではと思い、主人に転職を勧めました。
と同時に「私がもっと働かねば」と思い転職することに決めました。
数十年ぶりの就活
パート社員から正社員への転職を決めたものの、「こんなおばちゃんが今更正社員として働けるのかしら?」「雇ってくれるところがあるのかしら?」という不安はとてもありました。
とはいうものの、なんとなくネットで探し始めました。
そして家の近くで正社員として求人があったので申し込みをしたところ、転職エージェンシーから電話がありました。正社員への転職ということで、なんとなく重い腰を上げられないような上げなくてはいけないような気持ちで葛藤がありましたが、転職エージェンシーの方に引っ張られるようにあれよあれよと話が進んでいきました。
そして転職活動を始めてから一か月弱で転職先が決まってしまいました。
資格がいきる
いっぽうで、ちょうど”転職せねば”と思い始めた頃の少し前に「介護福祉士の合格証」が届いていました。介護職に三年以上携わっていたおかげで受験資格を獲得。資格取得の試験を受けたところ、見事に合格できたのでした。
転職サイトで色々みていると無資格でもオッケーというところもありますが、正社員としてはやはり介護福祉士を持っていたほうが就活の幅は広がるような気がしました。そして介護の仕事は万年人手不足なので、年齢にあまり制限がないところもありがたかったです。
応募先1件、面接1回で内定をもらいましたので、すぐに入職を決めました。
この業界は人手不足なので、色々な会社を受けて合格してもすぐに入社の意思を示さず、他社と比較してから入社する人も少なくないようです。私の場合「こんな私を正職員にしてくれるなんて」と思いすぐに入職する旨を伝えましたが、今となっては勤務地が近くてよいものの、とても仕事がハードなのでこれで良かったのか迷うところもあります。
しかし私の後に入職した方などで年齢が上の方もいらっしゃるので、介護系は比較的年齢関係ない仕事なんだなと実感しています。